ビジネスを取り巻く環境はかつてないスピードで変化し、俊敏性、効率性、顧客満足度が企業の勝敗を分ける時代となっています。SAP S/4HANA Public Cloudは、そんな時代にふさわしい販売プロセスの最適化を実現します。販売業務を変える、その一歩を踏み出すときがきています。
1. クラウドネイティブSaaSで柔軟に拡張
SAP S/4HANA Public Cloudがインフラ管理や手動アップグレードなどの作業を肩代わりしてくれます。また、事前設定のベストプラクティスプロセスで、わずか数週間で本稼働できるだけでなく、ビジネスの成長、変化するニーズに合わせて柔軟に拡張できます。
2. 自動化された販売プロセスで効率アップ
指図承認などの手作業を排除し、さまざまなシナリオに対応した自動ワークフローを構築できるため、より重要な業務に集中できます。また、購買発注などの非構造化データから自動的に受注を作成したり、AIレコメンデーションを使って過去のデータに基づき不完全な指図を補完することもできます。AIによる自動化で、販売業務をより効率的かつ確実に遂行できるようになります。
3. 受注の合理化とリアルタイムの知見
指図から請求書発行まで、販売プロセス全体をリアルタイムで把握できます。また、在庫状況を常に確認して過剰販売のリスクを回避したり、販売管理ダッシュボードで業績や目標達成状況をすばやく確認できます。さらに、受注、出荷、納入をリアルタイムで追跡できるため、先手の対応で顧客満足度が高まります。
勘に頼ることなく、確実な管理体制を手に入れることができます。
4. ビジネスニーズに合った動的価格設定
階層価格設定や数量割引、顧客ごとの特別価格など、多様な価格設定モデルの管理を容易にします。地域ごとに異なる税率を自動で適用してコンプライアンスを確保するだけでなく、あらかじめ設定した条件に基づいて価格をリアルタイムで更新します。また、顧客ごとに最適な価格を設定し、よりパーソナライズされた取引を実現します。
5. AIを活用した意思決定の高度化
AIレコメンデーションを活用することで、確信を持ってよりスムーズに意思決定を行うことができます。SAP S/4HANAのインテリジェントシナリオライフサイクル管理（ISLM）を使うと、AIをプロセスに組み込み、データに基づくより堅実な意思決定が実現します。
生成AIを活用したSituation Handling（状況処理）は、不完全な販売伝票明細を自動で補完し、処理の遅れを減らして精度を高めます。
さらに、SAPのインテリジェントアシスタントJouleは、販売プロセスに合った適切なアドバイスをリアルタイムで提供し、発生する問題に即応できるようサポートします。AIとSAP S/4HANA Public Cloudを組み合わせることで、販売業務がスピードアップし、先を見越した対応が可能となります。
6. 請求処理の簡略化とコンプライアンスの確保
請求書の作成から発行までを自動化し、設定されたインターバルで受注、納入、契約などの情報をもとに自動で請求書を作成します。
IFRS（国際財務報告基準）やGAAP（米国会計基準）などの収益認識基準に準拠したプロセスで、手作業による修正を減らし、財務の正確性も確保できます。
7. 案件管理による顧客獲得
承認された見積を即座に受注に変換し、必要なデータも自動で引き継がれます。承認済み・未承認の見積も追跡できるため、成約率の分析にも活用できます。
8. 返品・クレーム管理の効率化
返品申請から返金・交換まで、プロセス全体をリアルタイムで管理します。これにより、チーム側はスムーズで透明性の高い対応が可能となり、顧客側は状況を常に把握できるため、顧客満足度の向上につながります。
9. ビジネス全体をつなぐシームレスな統合
SAP S/4HANA Public Cloudと既存システムを統合し、営業からマーケティング、カスタマーサービスまで、データのスムーズな流れを確保できます。標準提供のAPIを使い、SAP S/4HANAとサードパーティシステムをすばやく連携させ、導入期間やダウンタイムも短縮できます。
SAP Business Technology Platform（BTP）を利用すると、自社向けにシステム連携をカスタマイズできます。業務全体を一目で把握でき、蓄積されたデータを活かして判断や改善に役立てることができます。
販売業務を変革する準備はできていますか？
SAP S/4HANA Public Cloudは、よりスピーディかつスマートな販売プロセスを実現します。プロセスの自動化からAIを活用したデータに基づく意思決定まで、必要な機能をすべて備え、販売業務の最適化とビジネスの成功をサポートします。
