オフィスや教育機関向けに商品を提供する中国最大の文具メーカーDeli Groupは、文具だけでなく、プリンターやコピー機の備品など幅広い品揃えを誇ります。同社は、仕入れ、製造、販売、輸送にいたるすべてのプロセスを管理し、中国全土に100を超えるあらゆる規模の倉庫を有しています。デジタルサプライチェーンプロジェクト開始前は、倉庫管理システムを使わずに業務を行っていたため、効率が上がらず在庫精度も低く、全体的な運用コストがかさんでいました。
また、製造、販売、輸送、倉庫の各業務間で情報の整合性がほとんど取れていませんでした。店頭およびオンラインでの売り上げが前年比20%で伸び続ける中、Deli Groupはより多くの倉庫に統合プラットフォームを導入する必要に迫られました。倉庫管理システムのデジタルトランスフォーメーション(DX)が不可欠だったのです。そこでWesternacher ConsultingとともにSAP EWMを導入し、全国規模での倉庫の効率化と精度向上を実現しました。
目的
- 物流のリーンマネジメントで増え続ける中央・地方物流センターを管理する
- サプライチェーン全体のコストを削減する
- 物流のサービスレベルを向上させる
- サプライヤー、運送業者、販売業者とのコラボレーションを効率化する
- 倉庫物流の論理アーキテクチャおよびKPIを作成する
- 環境に配慮した物流システムを構築し、企業責任として環境保全に取り組む
SAP EWMプラットフォームの導入により無駄のない倉庫管理が実現しました。また、強固なデジタルサプライチェーン倉庫物流システムの構築に向け、しっかりとした基盤を作ることができました。
Deli Group、CIO、Cheng Xuekui氏、
利点
- 倉庫業務の標準化・簡素化
- バーコード、HU、RFテクノロジーの活用による業務効率・精度の改善
- 包括的かつ多面的な倉庫業務の監視
- 各物流センターの完全で詳細な在庫レポートの作成
- 文書処理での重複作業の軽減(SAP ERP、輸送システム、計画システムからの業務データを中央プラットフォームに統合)
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ピッキング効率の向上
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倉庫業務エラーの削減
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倉庫業務効率の向上
ハイライト
- 工場から倉庫までの輸送プロセスを見える化して追跡
- プロセスの一部を自動化することで、ビジネスプロセスおよび業務を簡素化
- 在庫グループごとに在庫管理を行い、倉庫内の在庫位置を管理
- 異なる管理システムを統合し、リアルタイムで情報を共有
- 調達から製造、販売、倉庫管理、輸送までをサプライチェーン全体としてデジタル化
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