
SAP IBP
SAP Integrated Business Planningを活用したサプライチェーン計画
競争の激しい今日のグローバル市場で成功を手にするには、洞察を得るだけでは不十分です。市場の動きや社内の制約に合わせて効果的に計画を立て、迅速に対応する能力が求められます。そのためには、さまざまなビジネス機能を統合し、データと分析をリアルタイムで提供する高度な計画システムが必要です。そこで登場するのが、SAP Integrated Business Planning(SAP IBP)です。
SAP IBPとは?
SAP Integrated Business Planning(SAP IBP)は、SAP HANAプラットフォーム上に構築された高度な計画および最適化ソリューションです。販売、在庫、業務計画、需要管理、応答・供給計画、統合プロジェクト管理を単一のスイートに集約し、サプライチェーンの状況をリアルタイムで表示するため、情報に基づく迅速な意思決定が可能になります。
SAP IBPは、今日の複雑なグローバルサプライチェーンでの舵取りに必要な高度なツールを提供することで、効率性、収益性、レジリエンス(回復力)の向上を支援します。
SAP IBPの6つの特長
1
リアルタイムの
シナリオ計画
さまざまなビジネスシナリオをリアルタイムでシミュレートし、迅速な意思決定と適応を可能にします。
2
需要主導の予測
予測分析を活用して正確な予測を行い、在庫レベルの最適化と過剰在庫の削減を実現します
3
統合された
販売事業計画(S&OP)
営業、マーケティング、財務など、部門間でビジネス目標を調整し、統一された事業計画を作成します。
4
サプライチェーン
コントロールタワー
サプライチェーン全体をリアルタイムで包括的に把握し、潜在的な問題を明らかにして解決策を提案します。
5
在庫の最適化
過去のデータと将来の予測を分析し、サプライチェーン全体の最適な在庫レベルを決定します。
6
迅速な供給計画
実際の需要をもとに供給計画をすばやく調整し、市場の変化に即座に対応します。
SAP IBPの利点
可視性の向上
サプライチェーン全体を360度リアルタイムで把握できます。
予測精度の向上
情報に基づくより正確な予測により、過剰在庫や在庫切れを削減します。
業務効率の向上
すべての計画機能を統合することで、プロセスを合理化し、手作業を減らします。
迅速な意思決定
リアルタイムのシナリオ計画および分析により、市場の変化に応じてすばやく戦略を調整します。
コストの削減
在庫レベルの最適化、無駄の削減、非効率の排除により、大幅なコスト削減を実現します。
単体で導入可能な各種アプリケーションで構成されるSAP IBP
Westernacherは、SAPツールセットを使ったカスタム統合計画ソリューションの導入において、長年の経験と実績を誇ります。信頼のおけるSAPパートナーとして、SAP IBP初期の2014年からその導入に携わっています。数多くのIBP導入実績とその概念実証(POC)をあらゆるIBPモジュールに活用します。ご要望があれば、リファレンス(参考事例)もご用意できます。

SAP IBPがAPOにもたらす付加価値
IBPは今後、多くの企業戦略における重要な要素となるでしょう。従来のS&OPプロセスを見直し、需要と供給だけでなく、研究開発、マーケティング、財務統計といった追加情報も考慮し、それらを戦略的意思決定にさらに活用していく必要があります。これは、「統合型」ビジネス計画の目的でもあります。IBPを成功裏に実行した企業は、そうでない企業に比べて、業務および財務面でより多くの利益を実現しています。詳細は、弊社ホワイトペーパーをぜひお読みください。