記事 – 倉庫の可能性を最大化

SAP S/4HANA分散型EWM 2022のスキップロット機能を使った倉庫ワークフロー

Westernacherファビコン

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掲載日:2023年9月4日

SAP S/4HANA 2022 EWMのリリースにより、倉庫業務を強化するための幅広い革新的機能が利用できるようになります。スキップロットは、サプライチェーン管理の効率性と柔軟性を高める非常に優れたツールセットです。その利点について詳しく解説します。

スキップロットによる効率化

SAP EWMのスキップロット機能により、事前に指定した製品ロットに対する特定の品質検査を省略し、検査プロセスを大幅に効率化できます。すでに初期段階で品質管理が行われているシナリオでは、すべてのロットを検査すると多大な時間とリソースを要します。

スキップロットでは、特定ロットの検査を省略するための基準を定義し、スキップコードと、ベンダーまたは製品固有の基準などのあらかじめ設定された品質属性を使って、事前審査を通過したロットの検査を自動的にスキップすることができます。

これにより、検査時間が短縮され、入庫プロセスの迅速化だけでなくリソース割当の最適化が実現し、本当に配慮が必要なロットを重点的に検査できるようになります。

品質管理における柔軟性のメリット

スキップロットにより、非常に柔軟な品質管理プロセスが実現します。個々の製品特性、サプライヤーの信頼性、または特定の顧客要件に基づいて検査規則を変更できるため、独自のビジネスニーズに合わせて品質管理への取り組みを微調整し、製品品質を維持しつつ業務効率を最適化できます。

検査頻度を減らすことで、リソースをより効率的に割り当て、重要な品質管理対策に集中できます。スキップロットは、企業とサプライヤー間のコラボレーションおよび信頼関係の強化もサポートします。たとえば、サプライヤーが欠陥のない資材を一貫して納入していることなどを確認でき、関係の強化、より良い協力体制の構築、コミュニケーションの改善、今後の取引の円滑化が促進されます。

ただし、マイナス面もあります。検査をスキップされたロットの品質を確認しづらい点です。新たな傾向や問題を特定できず、製品の品質や顧客満足度に影響が出る可能性もあります。品質の問題を発見して対策を講じるチャンスを逃し、事態が深刻化する場合もあるかもしれません。

業界または製品によっては、規制やコンプライアンス要件が厳しく、全ロットの検査が義務付けられているものもあります。こうしたケースでスキップロット検査を実施すると、要件に合致せず、コンプライアンス違反となり、法規制に触れる結果を招きかねません。

スキップロット実施の要件

スキップロット検査を効果的に実施するためには、確固としたサプライヤー評価・監視プロセスを整える必要があります。スキップロット検査を検討する前に、サプライヤーの品質、信頼性、一貫性を徹底的に評価することが極めて重要です。さらに、サプライヤーが要求される基準を長期にわたって維持しているか、サプライヤーの品質を継続的に監視する必要があります。

そして、慎重に統計分析を行い、適切なスキップロット基準を決定しなければなりません。安定した統計モデルを確立し、品質を妥協することなく検査をスキップできるロットを特定する必要があります。

まとめると、事前定義された基準に基づき検査省略の決定を自動化することで、入庫プロセスを迅速化し、リソースをより効率的に割り当て、顧客満足度を高めることができます。ただし、サプライヤーの品質、統計的プロセス管理の専門知識、製造プロセスの理解度によって、その結果が左右されます。

いくつかの考慮事項はありますが、スキップロットを実施することで、大幅な効率化を図り、サプライチェーン管理における競争力を高めることができるでしょう。

Westernacherにお任せください。

S/4分散型EWM 2022スキップロット(日本語字幕をONにしてご覧ください)

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